箏曲家 鈴木 創
よくあるご質問
Q:お稽古は着物で行かなくてはいけないのですか?
A:普段通りの服装でいらして下さい。私も和服を毎日来ているわけではありません。
でも、着物の方も大歓迎です!
Q:正座ができないとだめなのですか?
A:基本的には、お稽古は正座です。しかし、足や体調の具合で正座が難しい場合は、椅子に座ったお稽古もできます。
なお、ご自宅での練習用には、椅子に 座って演奏するための台(立奏台)をお買い求めいただくことができます(12,000~13,000円程度)。
Q:お稽古はとてもお金がかかるのではないのですか?
A:基本的に、お月謝は9,000円です。楽譜代などを含めて、1ヶ月に1万円ちょっとと想定しておいていただければ良いでしょう。
ただし、演奏会やイベン ト、着物が必要な時などは臨時の出費が必要な場合もあります。
詳しくは「お稽古」→「お月謝・料金など」のページをご覧になって下さい。
Q:楽器は自分で持っている必要がありますか?
A:やはりどんな楽器にせよ、お稽古に来た時だけ弾くのでは上達は難しいです。
お稽古にお出でいただく他に、ご自宅での練習をお薦めしますので、楽器をお持ちになった方 が良いです。
なお、「しばらく試してみたい」という方には、レンタルの楽器(1ヶ月2,000円程度)もあります。
Q:楽器は値段が高いんでしょ?
A:国産のお箏は10万円程度から準備できます。お薦めの楽器は、10万円台後半です。予算に合わせてご相談下さい。
新品のお箏を買えば、琴柱・譜面台などは付いてきます。
ネットなどで中国産などでもっと安価な楽器も売っておりますが、品質的に国産品をお薦めします。
また、お家に使っていない楽器があったり、知人からいただいたりした楽器があれば、メンテナンスの上、使うことができるかもしれません。
Q:お稽古の時には楽器を持って行くんですか?
A:普段は、ご自分の楽器はご自宅に置いたままで大丈夫です。お稽古の際には、お稽古場に備え付けの楽器を使っていただきます。
ただし、外部の 施設で練習を行う場合には、楽器を持って来ていただきます。
Q:箏ってどのくらいの大きさで、重いのですか?
A:長さはだいたい1m80cmくらいです。重さは、個体差がありますが、3~5kgです。中は空洞になっているので、皆さんの想像よりは軽いと思います。
Q:箏の糸は何本あるの?また材質はなんですか?
A:絃は13本あります。材質は本来は絹糸でしたが、今はほとんど「テトロン」というポリエステル系の合成繊維で作られた糸を使っています。
絹は、音はが柔らかくて良いのです が、すぐに切れてしまったり、値段が高価であったりするという点で、今はあまり使われてなくなってしまっています。
Q:箏の材質は何ですか?
A:胴体は桐の木です。
Q:箏ってどうやって運ぶのですか?
A:私の様に地方都市に拠点があり、日常的に車を運転している場合は、車に積みます。ワゴンなど積載能力が高い場合は、後部座席を倒して後ろから詰め込む ことができます。
私の場合は、助手席を倒して、縦に積み、シートベルトをかけます。
Q:「箏」と「琴」は違うのですか?
A:本来、「箏」と「琴」は異なる楽器です。私たちが目にし、また演奏している楽器は「箏」で、雅楽の楽箏に由来しています。
「こと」という言葉は絃楽器全体を意味する時代もあったようで、「箏」「琴」はそれぞれ「箏(そう)のこと」「琴(きん)のこと」などと呼ばれていた様で す。
「琴(きん)」は徐々に廃れていってしまい、今ではほとんど目にすることがありません。したがって、徐々に「箏」と「琴」と「こと」という言葉が混同 されてきてしまっています。
私は意識的に、「箏」の字を使っております。